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動物園日記 「動物園日記」では、飼育員さんに聞いた、動物たちのとっておきの話を紹介します。

9頭で仲良く暮らすアカカンガルーたちの中から、かわいい親子、メラミとパルプンテの登場です。

●アカカンガルー
カンガルー科カンガルー属に分類される有袋類で、オーストラリアに生息する固有種。カンガルーの中で最も大きな種類。雄はのど元から出る赤い分泌液が体毛を染めることから、アカカンガルーと呼ばれるようになったと言われている。

わたしと娘は、恥ずかしがり屋なんです……
 
東武動物公園 飼育員 丹野さん

Vol.4 恥ずかしがり屋のカンガルー親子

 お母さんのメラミと、その娘パルプンテが仲良く過ごすのは、お客さんとの距離が近い飼育場。メラミは恥ずかしがり屋で、いつもは飼育場の奥のほうにいます。でも、お客さんにさりげなく近寄っていくこともあり、実は人なつっこいタイプです。
 パルプンテも生まれた直後、袋から顔を出すのは一瞬でした。今もメラミがいないと、「恥ずかしい〜」というように、扉の陰からそっとお客さんやほかのカンガルーたちを見ています。この性格は、母親譲りかもしれませんね。
 園では、お客さんとの間はロープの仕切りだけ。元気いっぱいの男の子カンガルーたちもいるので、ぜひ会いに来てください。そして、シャイな2頭を探してみてくださいね。

取材協力/東武動物公園 イラスト/大島未来
※動物の展示は、成長に応じて変更になることがあります。

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