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2012インフルエンザワクチンQ&A

  • Q.インフルエンザワクチンは接種した方がいいですか?
  • A.インフルエンザの感染、および重篤な合併症(インフルエンザ脳炎など)を予防するために、インフルエンザワクチン接種することをお勧めします。
    ただし、生後6か月未満のワクチン接種はできません。生後6か月以上13歳未満の方は2回接種をしましょう。
    インフルエンザ抗体は終生免疫ではありませんので、インフルエンザを予防するためには毎年の接種をお勧めします。
  • Q.今年のインフルエンザワクチンは去年と違いますか?
  • A.季節性(A型、B型)と新型インフルエンザの3種に対しての予防効果のある3価ワクチンで、去年と同じです。
  • Q.インフルエンザはいつ頃接種すればいいですか?
  • A.通常、年末年始のインフルエンザ流行時期の発症を予防することを考えると、 13歳未満(2回接種):1回目10/1〜11/15頃、2回目11/1〜12/15頃、 13歳以上(1回接種):11/1〜12/15頃の接種が効果的です。
    また、受験生、渡航予定者の方はその日程の3〜4週間前までに接種するとよいでしょう。
  • Q.1回目と2回目の間隔はどれくらいあければいいですか?
  • A.免疫効果を考慮すると2〜4週間隔が望ましいです。
  • Q.卵のアレルギーがあります(あるかもしれない)が接種できますか?
  • A.軽度のアレルギーであれば基本的に接種可能です。 ただし、卵アレルギーの定期受診をしていない方や卵を摂取したことのない赤ちゃんは、事前に受診の上、医師と相談してから、接種するかしないかを決めてください。
  • Q.1歳未満の赤ちゃんは、インフルエンザの予防接種をうけても効果がないと聞きましたが本当ですか?
  • A.一般的に母乳を与えている赤ちゃんの場合、6か月頃まではある程度の免疫を持っていますが、それ以降はだんだん免疫がおちてきてしまいます。
    インフルエンザ感染予防のため、また合併症(インフルエンザ脳炎、脳症など)のリスクを回避するために、6か月からの赤ちゃんへのインフルエンザワクチン接種は効果的だと考えられています。ただし、卵アレルギーのある(あるかもしれない)赤ちゃんは医師と十分相談の上、接種するかしないかを決めてください。

プロフィール
坂本浩一先生
横浜みなとみらいにある「MMわんぱくこどもクリニック」の院長。
藤田保健衛生大学医学部卒業後、東邦大学病院小児科に入局。帝京大学病院助手、伊豆大島での離島診療医などの経験を経て、2008年にMMわんぱくこどもクリニックを開業。アレルギーを専門とする。地域とのコミュニケーションを大切にしており、ママさん達のタウン誌などにも多数寄稿している。

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