お母さんのメラミと、その娘パルプンテが仲良く過ごすのは、お客さんとの距離が近い飼育場。メラミは恥ずかしがり屋で、いつもは飼育場の奥のほうにいます。でも、お客さんにさりげなく近寄っていくこともあり、実は人なつっこいタイプです。
パルプンテも生まれた直後、袋から顔を出すのは一瞬でした。今もメラミがいないと、「恥ずかしい~」というように、扉の陰からそっとお客さんやほかのカンガルーたちを見ています。この性格は、母親譲りかもしれませんね。
園では、お客さんとの間はロープの仕切りだけ。元気いっぱいの男の子カンガルーたちもいるので、ぜひ会いに来てください。そして、シャイな2頭を探してみてくださいね。
カンガルー科カンガルー属に分類される有袋類で、オーストラリアに生息する固有種。カンガルーの中で最も大きな種類。雄はのど元から出る赤い分泌液が体毛を染めることから、アカカンガルーと呼ばれるようになったと言われている。
取材協力/東武動物公園
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