しっぽが長く、ほおにほくろのような模様があるアヤメちゃんは、芸達者で頑張り屋。園にやって来たときから、わたしと一緒にパレードの練習を始め、今では園内を歩いて、お客さんたちと触れ合いの時間が持てるようになりました。さらに、お手やお代わり、バイバイ、ハードルジャンプなど10種類ほどの芸もマスター。世にも珍しい芸のできるヒツジとして人気を集めています。
そしてもう1頭は愛きょう者のポテト君です。パレードや芸はできませんが、チャームポイントがあるのです。それは口元。下の歯が出ていて、普通にしていてもにっこり笑っているように見えるのです。ポテト君はそのチャームポイントから、どこにいても見つけることができます。園には、2頭のほかに18頭のヒツジがいて、メエメエとにぎやかに暮らしています。
ニュージーランド原産のヒツジで、世界のさまざまな地で広く飼われている。メリノー種というヒツジを改良して作られた。雌も雄も角がなく、顔と足以外は毛で覆われており、毛の品質はとてもよい。体重は60~100kgくらい。
取材協力/東武動物公園
※動物の展示は、成長に応じて変更になることがあります。
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