ペンギン舎では、フンボルトペンギン、オウサマペンギン、ジェンツーペンギンが暮らしています。
その中で、ひときわ甘えん坊なのが、フンボルトペンギンのグレープ君。足にけがをして治療生活を送ったとき、飼育員みんなに優しくされたことが忘れられないのか、元気になっても見事な甘えん坊ぶりを発揮しています。本当は自分で泳いで魚
を捕ってほしいのに、目の前に置いても知らんぷり。口元に運ぶまで食べようとしない困った君になっています。
もう1羽、ミュウちゃんも甘えん坊。赤ちゃんのときに飼育員がご飯をあげていたからか、今でもわたしたちを見ると、すぐに走ってきます。
園では、フンボルトペンギンのえさやりを見ることができるので、甘えん坊達を探してくださいね。
チリやペルーの雪や氷のない地域に生息している。主食はイワシなどの小魚。繁殖期には2個の卵を産み、夫婦が交代で温め、ふ化後も交代で世話をする。野生の生息数は減少しているため絶滅危惧種に指定されているが、日本の水族館や動物園ではいちばん多く飼育されているペンギン。
取材協力/東武動物公園
※動物の展示は、成長に応じて変更になることがあります。
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