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新生活、心と体の健康のために

 4月、新年度のスタートです。心を新たにして迎えられたことでしょう。  新入園や新入学の子どもたち、おめでとうございます。入園・入学のお子さんたちはもちろん、進級する子どもたちの生活も、これまでとは随分と変わってくるのではないでしょうか。

 まずは「早寝・早起き」の生活リズムを心掛けてください。たくさんの変化の中で、いろんなトラブルも生じるでしょうし、緊張し、ストレスを感じることもあるでしょう。ご家庭ではゆっくりと過ごさせてあげ、昼間のいろいろな体験を、ゆっくりと聞いてあげられる余裕がほしいです。

 子どもたちは自分のことを語ることで、物事を整理したり、気持ちを切り替えたりしていくものです。難しいことはありません。ただ子どもたちに寄り添い、耳を傾け、受け入れてあげれば、子どもたちは安心し、安定することでしょう。

 いつも健康なのがいちばんですが、病気だってします。特に初めて園に通い始めた子は、毎月、毎週のように風邪を引いたりするもの。どうぞその覚悟で、子どもが病気になった時の対応はあらかじめ決めておいてください。大切なリスク管理です。 でもお仕事を持っている親御さんは、すぐには休めないので大変かもしれません。そんな時に頼れる施設や人たちが周りにいてくれるといいですね。

 「病児(病後児)保育室」(病気のお子さんをお預かりする保育施設。小児科医が一生懸命取り組んでいます)が全国で少しずつ整備されてきています。子育て支援にかかわる自治体の事業や、民間団体の取り組みなどをぜひ利用してみてください。

 子どもたちの成長は親御さんだけではなく、社会全体にとって喜ばしいもの。大変さもみんなで共有していきましょう。

プロフィール
塚田次郎 先生

上越市にある「塚田こども医院」の院長。 自治医科大学卒業後、1990年に塚田こども医院を開設。日本小児科学会専門医。日本小児科医会「子どもの心相談医」。テレビ、ラジオ、講演会などでも活躍中。
URL:https://www.kodomo-iin.com/

「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)(記事提供)」
1994年、第79代内閣総理大臣夫人、細川佳代子によって設立。寄付を募り、予防可能な感染症で命を落とす子どもが数多くいる国々に、ワクチン及び関連物資を贈る活動や、国際協力の重要性への理解を深める活動を行っている。
URL:https://www.jcv-jp.org/
FB:https://www.facebook.com/one.polio
こちらのページの「いいね」を押していただくと、支援企業の協力により20円がJCVに寄付されます。

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