―初めての料理のお手伝いはぜひお米で!―
お米は、おかゆやおにぎりなどで離乳食から口にしているお子さんも多く、とてもなじみの深い主食ですよね。子どもがおいしそうにご飯を食べている姿というのは、本当にかわいらしいものです。
ほぼ毎日食べるお米を、皆さんはどう調理していますか? ご飯を炊くのはもちろん炊飯器が得意とするところですが、ぜひ、お子さんに付き添って一緒においしいご飯を炊いてみてください。さらに食欲がアップすることでしょう。
1.お米を専用の計量カップできちんと計り、ざるに入れる。
専用の計量カップは、すり切り一杯が1合。すり切る手本を見せながら、「○杯計ってざるに入れて」と声を掛けながら一緒にお米を計ってみましょう。
2.ボウルでお米を研ぐ。
ボウルに水を張りその中にざるごと入れます。勢いよくかき混ぜるというよりもゆっくりかき混ぜるようにするとお米を砕かずに研ぐことができます(金属製のざるの中で勢いよくかき混ぜてしまうと、特にお米が砕けやすくなってしまいます)。水が濁ったら、ざるをボウルから上げて水を入れ替えるというのを、2~3回繰り返し、濁った水がなくなればOK。
3.炊飯器で炊く。
研ぎ終わったらすぐに炊飯器の内釜にお米を移し、水加減をしてしばらく置いてから炊飯器のスイッチを入れましょう。
炊き上がったらお子さんと一緒においしいご飯を召し上がってください。お子さんはきっと、炊飯を楽しく感じてくれたのではないでしょうか?
お米を研いだり、炊飯のボタンを押したり、ごはんをよそったり、おにぎりを作ったりすることは、刃物も使わずにできるお手伝いですから、お子さんの食育の第一歩としても最適です。また、ご飯は筋肉や脳の栄養の素ですし、和食中心の食生活ならばダイエットにも効果的です。
ぜひおいしいご飯で楽しい家族団らんのひとときをお過ごしください。
東急目黒線武蔵小山駅すぐの『米穀商こくぼ』の店主。
お米マイスターとは、日本米穀小売商業組合連合会が主宰する、お米に関する専門職経験がある人のみに受験資格がある、いわば、お米の博士号とも言える資格です。
お米の専門家として、日本古来の優れた食文化、お米文化を見つめ直し、ご飯食を中心とした健康的な食生活と、“ご飯”のおいしさ、すばらしさを多くの食卓にお届けし、未来へと受け継いでゆくために、お米マイスターが小学校に出向いて、特別授業を行っています。
URL:https://okome-m.jp/0000155/
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