幼稚園や保育所で、自分の子どもが「乱暴で友だちをこづいたりしていないかしら」とか、「泣いてばかりじゃないかしら」など、心配しているケースが結構少なくありません。このようにたいがいのお母さんは、ご自分のお子さんのちょっと困った一面をよく把握しているものです。
ときおり、先生に「うちの子は乱暴で友だちをいじめていませんか」とか、「泣いてばかりいて先生を困らせていませんか」など、すまない気持ちで先生に話しかけるときがありますよね。そんなとき、先生が「そうなんですよ。実はクラスでも困っているんです」と答えたら、ガックリきますよね。反対に、「いえいえ○○ちゃんは、とっても素直なお子さんですよ」(だからこそ、すぐ、手が出る)とか、「○○ちゃんは、とってもナイーブで情感豊かなお子さんですよ」(感情豊かだから涙が出る)などとおっしゃってくれたら、それはとっても嬉しいですよね。
欠点と思われることを、出来るだけ長所的観点で光をあてるとどんな表現になるかを工夫して、家庭でもお子さんに言ってあげてください。日頃からお母さんに「ダメね」と言われているお子さんにとっては、こんなに嬉しいことはありません。例えば、こんなふうに・・・
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