乳幼児を持つ両親なら、この「カウプ指数」という言葉は一度ならず耳にしたかもしれませんね。この言葉は、赤ちゃんの発育でやせているか、太っているかを調べるときに参考にする指数のことです。
このカウプ指数の計算式は、体重(g)÷{身長(㎝)の2乗}×10です。例えば、体重5.5㎏(=5,500g)で身長が60㎝の子どもでしたらカウプ指数は約15.28となります。そして、その指数がやせすぎなのか太りすぎなのか、標準なのかを表します(基準値は月齢や年齢によって異なる)。
ただ、この判定はあくまで目安だということです。子どもによっては大きな子どももいれば小さい子どももいます。また、出産後の体重や身長の増加は急速にあがりますので生後3か月以内の判定はできないということです。
このように体重のみ、または身長のみで発育を判断せず、両方の関係で判断できるのがカウプ指数なのです。
ただし、身長や体重にのみに関心を持たず、子どもの顔色や機嫌、排泄物のようすなど多面的に感じ取って、育児をされることも大切ですよ。
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