ティーム・ティーチングとは、学級内で2人以上の複数の教員が役割を分担し、協力し合いながら指導計画のもとに指導にあたる方式のことを言います。複数の先生の視点から子どもたちを見ることで、よりきめ細やかな指導ができるようになります。
また、子どもたちの実態をより正確に把握できることや、一人ひとりの先生の専門性や特性を生かして授業が進められることや、さらに、多様なグループを編成することで、一人ひとりの子どもの実態に応じた指導が可能になるなどの利点があります。
このように、いろいろな利点がありますが、すべて良いことばかりとも言えないこともあります。それは、お互いの先生が遠慮し合ったり、依存し合ったりすることで、子どもたちへの積極的なアプローチが滞ることもあります。
しかし、大勢の子どもたちを一人の先生が見ることよりははるかに利点が多いことから、幼稚園や保育園においても、このティーム・ティーチングの手法を導入した施設が見られるようになってきました。
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