幼稚園や保育園に勤務されている先生方にはお馴染みの、ペープサートってご存知ですか?「名前は聞いたことはあるけどよく知らないわ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。このペープサートとは紙人形劇のことをいいます。名称は、paper puppet theatre(ペーパーパペットシアター)を短縮した造語です。
物語の主な登場人物を2枚の紙に絵を描き(動作の違う絵にする)、その間に割り箸などの持ち手を挟んだ状態で張り合わせて作ります。そして、持ち手をつかんで裏表を返しながら操作して演じていきます。
ペープサートは絵本とは異なる魅力があります。それは、表裏で異なる動作や感情を表現することで変化の楽しみがあり、絵を動かすことで子どもの想像力を刺激すること。子どもの興味や関心に合わせ、ストーリーを自由に変えることが簡単にできることなどです。
ご家庭でも、お子さんの好きな絵本を参考に、登場人物などを何体か作り、演じてはいかがでしょうか。お子さんはきっと目を輝かせて見入ることでしょう。
©Gakken