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幼保小連携

 授業中私語が多い、教室の中をうろつくなど小学1年生のいわゆる小1プロブレムと言われて大分経ってきましたが、まだ、1年生のこの問題はなくなってはいません。約10年前の中央教育審議会答申(平成17年)でも、幼稚園や保育園から小学校へあがる時のスムーズな接続について言及しています。

 その答申を受けて、幼稚園や保育園の幼児教育と小学校教育の連続性を重視し、スムーズな移行のためにはどのようにすればよいか、ということを双方で真剣に考えていく気運が高まってきています。

 具体的には、双方の職員がお互いの施設を見学したり、幼稚園や保育園、小学校の合同研修をして課題を見つけたり、対応を話し合ったりしてきています。また、幼稚園や保育園の指導計画と小学校1年生のカリキュラムとの整合性を検討したり、就学前の保育・教育のあり方と小学校入学してからの授業のあり方についてもスムーズに子どもたちが入り込めるようにするなど、双方で検討し、「スタートカリキュラム」という名称で新たな指導計画を立てたりしながら進めています。

 このように、現在、幼稚園、保育園、小学校が連携して発達の連続性を模索し、一貫した教育を行うことを進めています。

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