基礎体温を計って月経周期を知り、子育てに生かしましょう。自分自身を見つめることで、「生理前だから、怒りやすいのね」「排卵前で体調も気分もいいから、子どもとたくさん遊ぼう!」などと、毎月のリズムもつかめます。
女性は月経の周期によって、体と心の状態が変化しやすいものです。周期の中で心の状態は大きく二つに分けられます。一つは、生理が始まった日から排卵日までの間の低温期。もう一つは、排卵日以降から生理が始まるまでの高温期です。
天候や気温などの外部からの影響で、基礎体温が変化するのはホルモンバランスが崩れてきているサイン。睡眠不足や疲れ、食事内容などを見直し、規則正しい生活を心掛けましょう。
“子どものペースに足並みを合わせる”と言われても、具体的にどんな時、どうしたらいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。いちばん簡単な実践法は、文字どおり「一緒に歩くこと」です。「それだけ? いつもやっているし……。」と思うかもしれませんが、ただ一緒に歩いているだけで、実は足並みが合っていないことも多いのです。
手を引いている方が、自分のペースに相手を合わせようとしています。また、手を引っ張ることは、“エネルギッシュに動けるぞ!”というサインでもあります。子どもが手を引かないと歩かないときは疲れていたり、体調が優れなかったりすることもあるので注意をしましょう。逆に親が手を引かれるときは、休息をとるようにして心身ともに元気を取り戻すことも大切です。
子どもが手を握るときの力や温かさを感じることで、元気の度合いもつかめます。
手を握ったときに力があれば、元気な証拠。手の温かさからは、体調や眠気なども感じ取ることができます。
上記の点に注意して、子どもや自分のペースやリズムをつかみ、ちょうどよい足並みを見つけていきましょう。「今日はこっちの道を歩いてみる?」「ママが少し早いかな?」などと声を掛け、コミュニケーションをとりながら歩くといいですね。また、親子がともに元気であることも大切。お互いが心身ともに健康であれば、一方的に相手のエネルギーに振り回されることも減ってくるはずです。
育児だけでなく、家事や仕事など、家族のために頑張る自分を周りにもサポートしてほしい…。
そのためには、まず自分を始め、みんながリラックスして、ありのままの自分を出せる家庭の雰囲気を作ることが大切です。お互いの気持ちに気づくことが、サポート関係の始まりなのです。
思っていることを口にしないと、お互いの置かれている状況やつらさは分かりません。「これを言ってけんかになったら」と思わずに、気持ちを言葉にしましょう。
相手の小さな言動にいちいち反応しないようにしましょう。ある程度は「これくらいなら、まあいいか」と“許す心”で受け止める心構えを。
意見が食い違うときは、とことんぶつけ合うのもときには大切なこと。けんかをしても、翌日から何事もなかったように向き合うことが大事です。
何でも言える雰囲気ができたら、育児や家事を少しずつ家族に頼んでいきましょう。これなら手伝ってもらえる!と思う簡単なことからお願いを。頼むときのポイントは次の3つです。
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