あちこち動き回る子どもを見ていると、元気をもらえますね。しかし、子どもは運動能力や注意力が未熟なのに、好奇心はおう盛。転んだり危険なことをしたりして、けがをすることもたくさんあります。日常生活の中でよく起こる子どものけがに、焦らずに対処できるよう、家庭でできる応急処置の方法を紹介します。
監修/石川功治(たんぽぽこどもクリニック院長)
構成・文/井上 幸 イラスト/石川えりこ
子どもは、転んだり、鋭利な物に触れたりして、擦り傷や切り傷をよく作るもの。基本の手当てと早く治すためのポイントを紹介します。
手当ての手順
鼻をぶつけたり、いじったりして粘膜が傷付いて出る鼻血。のぼせや興奮などでも起こり、特に幼児期によく見られます。正しい処置を覚えましょう。
手当ての手順
3歳以下が約8割を占めると言われる誤飲ですが、幼児期~学童期も食べ物を詰まらせることがあり、注意が必要です。飲み込んだ物によって対処が異なります。落ち着いて行動しましょう。
対処の種類
転倒やスポーツ中の事故などで起こる打撲やねんざ。その応急処置のポイントは「RICE」です。痛みやはれを防ぎ、早めの回復につながります。
手当ての手順
熱い飲み物をこぼしたり、ストーブやアイロンに接触したりと、日常のちょっとした不注意から起こるやけど。素早い対処が傷の治りに大きく影響します。
手当ての手順
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