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特集 親子でエコライフ 緑のカーテンを育てよう!

厳しい夏を涼しく過ごすために、植物の力を借りてみませんか。
つる性の植物をベランダで育て、家の中を涼しくする「緑のカーテン」 が人気です。
親子で楽しみながら育てれば、自然と子どもの環境への関心も高まる ことでしょう。初めてでも育てやすい、ゴーヤーの緑のカーテンの作り方を中心にご紹介します。

STEP1 緑のカーテン作りに必要な物は?狭い庭でも、ベランダでもできるプランターでの栽培をご紹介。楽しく準備を始めましょう。

種より苗から育てるほうが簡単。プランター1つに、苗を2つ用意しましょう。

<元気な苗の特徴>
●根元に双葉が残っている
●派が5〜6枚ついている
●茎が太い
●節と節の間隔が短い

プランター、鉢底ネット

水を多く含むことができるように、土がたっぷり入る大きめのプランターを用意します。複数の苗を育てるには、横長のプランター(苗2本で容量30〜38リットル)がお勧め。鉢底ネット付きのプランターもあります。

土、鉢底石

初心者には、土に肥料が入っている培養土 (ゴーヤーなら野菜用の物)が手軽。土で生育状態が決まるため、質の良い培養土に 腐葉土を混ぜるとさらに育ちがよくなります。
※土や肥料は園芸店で相談し、植物に合った物を選びましょう。

肥料

実が付き始めたら栄養補給に追肥を。大きく分けて液体と固形の2つのタイプがあるので、植物に合った使いやすい物を選びましょう。

固形肥料は、土に置いたり 埋めたりして使います。

液体肥料は、そのままか、水で薄めて、土にかけて使います。

じょうろ、シャベル

一度にたくさんの水やりをするので、大きめのじょうろが便利。シャベルは土を混ぜ 合わせるのに使います。

物干し用突っ張り棒、園芸用ネット、園芸用支柱、結束バンド

設置場所を決めて、カーテンを作りたい幅や高さを測り、必要な長さと幅のネット(網目が10cm四方ほどの物)を用意します。
また、ネットをかけるために、ベランダの床から軒まで届く丈夫な支え として、物干し用突っ張り棒2本を用意します。
さらに、ネットの上下に通す園芸用支柱2本と、支柱を固定する結束バン ドも準備します。セット商品を利用 するのも便利です。

緑のカーテンってこんなにすごい!

葉っぱのお陰で涼しくなる!

緑のカーテンは直射日光を遮ります。また、植物は吸い上げた水を葉から蒸発させるので葉の温度が下がり、周囲の気温も下がります。そのため、暑い夏も爽やかに過ごせます。

省エネになる!

涼しくなればエアコンを止めることが多くなり、無理せず快適に電気代も節約できます。環境への負荷をへらすという意味でも、緑のカーテンは地球に優しいのです。

育てるのが楽しい!

植物の世話をし、成長していく姿を 見るのは楽しいこと。土に触れていると親子の会話も広がり、環境への意識も高まります。