親子で夏の自然と触れ合う遊びをご紹介!
近所の公園や、夏休みのキャンプ場などで見つけた、さまざまな自然物は、五感を刺激する楽しい遊び道具になります。
普段、何気なく接している自然の中に、これらの遊びを通して新たな発見があるかも。
監修/高橋京子(ウレシパモシリ―保育と自然をつなぐ研究会―主宰、自然保育コーディネーター)
構成・文/小園まさみ イラスト/金井 淳
自然の素材を使ってゲームに挑戦!形も音も動きも一つ一つ違うので、遊ぶたびに新しいおもしろさがあります。
自然物を使って、いろいろな形を作ってみましょう。
遊び方
作った絵本を公園などに持っていき、その場で素材を集めて形を作っても。
いろいろな自然物を、音だけで当てっこ!よーく耳を澄ましてみましょう。
遊び方
箱に入れる前に、手触りやにおい、色などを確かめると、より感性がはぐくまれます。
楽器のように音を鳴らすだけでも楽しめます。
葉っぱに水滴を載せて、落とさないよう運びます。
家族みんなでリレーできるか、チャレンジしてみましょう!
遊び方
葉っぱの種類によっては、水をはじかない物も。しずくがころころ転がる葉っぱを見つけましょう!
しずくがよく転がる葉っぱを見つけたら、本の間などに挟んで押し葉にして保存しておくと、いつでも遊べます。
自然物を使った作品を作ってみましょう。想像力を働かせれば、自然物はいろいろな物に変身します。
さまざまな色のビニールをつなげた、カラフルなシート。外に持ち出して、光に透かせばステンドグラスのよう!
遊び方
色付きのビニール袋がなければ、透明なビニール袋に、油性のカラーフェルトペンで模様をかいても。
シートの上に葉っぱや花びらを載せて、下から見てもきれいです。それぞれの形を見比べてみましょう。
透明の袋をつなぎ合わせて、雨の日に外で広げ、しずくを下から眺めたり、雨の音を聞いたりするのもお勧め!
※太陽を直接見ないようにしましょう。
お散歩で拾った自然物を紙にはって絵巻を作ります。完成した絵巻を少しず つ開きながら見ると、楽しいお散歩の思い出がよみがえります。
遊び方
画用紙をテープでつながずに、紙芝居のようにしても楽しく遊べます。
拾った物や、手作りのモチーフなどを割りばしにはって人形を作り、絵巻を背景に人形劇をしても。
木の実、花びら、葉っぱと粘土でケーキ作り。気分はまるでパティシエ!
遊び方
木の粉の入った粘土を使うと、本物のスポンジのような色合いに。乾燥すると木の風合いが出て、温かみのある仕上がりになります。ホームセンターや100円ショップで手に入ります。
カラーセロハンで小石を包めば、かわいいキャンディーもできます!
草花の性質や特徴を利用した、ちょっと不思議な遊び。「どうしてだろう?」と考えることで、自然への興味が広がります!
カタバミの葉で10円玉をこすると……?
遊び方
10円玉(または5円玉)を用意します。カタバミの葉の部分を何枚かまとめて丸め、10円玉の同じ場所を30回程度こすると、こすった所がぴかぴかになります。
カタバミに含まれるシュウ酸という酸がさびをきれいに落とします。ほかの葉っぱでも試してみましょう。
シュウ酸を含む身近な植物
・ギシギシ ・スイバ
・ホウレンソウ など
大きなマツボックリが、小さなペットボトルや瓶にすっぽり!
遊び方
晴れの日に種を飛ばすためにかさを開き、雨の日に種を守るためにかさを閉じるマツボックリの性質を利用したマジック。「ほかにも閉じたり開いたりする物があるかな?」と、親子で考えてみてもいいですね。
手作りのウォータースライダーでプールにチャプン!
さまざまな物を流すことで、浮く物と沈む物に分かれることに気づきます。
遊び方
浮き沈みの様子に加え、スライダーを流れるスピードの違いも観察してみましょう。