おやこCANトップ > 動物園日記

動物園日記 「動物園日記」では、飼育員さんに聞いた、動物たちのとっておきの話を紹介します。

今回はいつも仲良し、カピバラのカピキチくんとウメちゃん

●カピバラ
南アメリカの北部や東部の、川沿いの林や湿地など、水辺の低地にすむ。世界最大のげっ歯目(ネズミの仲間)で、口を開けると大きな前歯が見える。泳ぎが得意で潜水もできる。足の指には、部分的に水かきがある。

カピキチ君、ペリカンとオオサイチョウに見つめられての食事
 
東武動物公園 稲葉さん

Vol.2 シェアハウスはいつもにぎやか

 カピキチ君とウメちゃんは、リスザルやペリカンたちと一緒に暮らしています。カピキチ君は、ウメちゃんが大好き。よくプールなどに誘っています。また、食事の時間は楽しい光景の一つ。御飯がおいしいと、2頭で「ギャンギャン」と叫びながら舌鼓を打つんです。まるで「おいしい〜」と言っているみたい。
 同居するほかの動物とも仲良しのウメちゃんは、リスザルが背中に乗って、自分の御飯を食べていても何食わぬ顔。しかしカピキチ君のほうは器が小さいのでしょうか、背中に乗られると怒って走り出します。ペリカンのペリーさんにくっついて寝てしまうウメちゃんと、ペリーさんにちょっかいを出されるのが怖くて、遠くから彼らを見つめるカピキチ君。2頭の性格の違いもおもしろくて、見ていると心が和みます。

取材協力/東武動物公園 イラスト/大島未来
※動物の展示は、成長に応じて変更になることがあります。

< 戻る