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動物園日記 「動物園日記」では、飼育員さんに聞いた、動物たちのとっておきの話を紹介します。

グレープ君

白い体が神秘的なホワイトタイガー。
対照的な2頭は、動物園の人気者です。

●ホワイトタイガー
正式名称は“ベンガルトラ白変種”。通常のベンガルトラとは違う、3つの特徴を持つ。1つめは白い体毛、2つめはアイスブルーと言われるとてもきれいな青い目、3つめは肌色の肉球。野生には生息しないとされ、動物園のみで見られる。数は少なく、世界で約250頭、国内で約35頭が飼育されている。

今にも走り出しそうな構えのチヨちゃん
 
東武動物公園 飼育員 板倉博己さん

Vol.11 2頭はデコボコ夫婦!?

 カナダの動物園からやって来たロッキー君は、飼育員に大切に育てられたので人間が大好き! 名前を呼ぶと「なあに?」というように振り向きます。トラとは思えぬ愛らしいしぐさは、見ているだけでいやされます。
 ロッキー君のお嫁さんで、4頭の子トラの母でもあるカーラちゃんは子育て上手。子どもをきちんと育て上げたホワイトタイガーは、国内初と言われています。ロッキー君とは正反対で、警戒心が強く、勝ち気な性格。園に来たばかりのころは、わたしも受け入れてもらえず、しょんぼりしました。今では話し掛けると、鳴いて返事をくれる仲になりました。
対照的な夫婦に、親と同じ白い毛並みの子どもたち。家族はいつも元気です!

写真・取材協力/東武動物公園 イラスト/大島未来
※動物の展示は、成長に応じて変更になることがあります。

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