アメリカビーバーのミナちゃんののんびりとした暮らしぶりをウォッチング!
●アメリカビーバー
北アメリカ大陸に生息し、木の葉や樹皮、草などを主食とする。ネズミの仲間では、カピバラに次ぎ世界で2番目に大きい。特徴は、泳ぐときにかじの役目を果たす平たい尾と、頑丈な歯。水辺の木を削り倒して積み、川の流れをせき止めるダムを作る。そのダム湖の中に木を組み上げて巣を作る。
Vol.12 母になってもマイペース!
園には、お父さん、お母さん、3頭の子どものビーバー一家が暮らしています。ミナちゃんはお母さん。昨年の5月に子どもを産みました。ミナちゃんは寝ぼすけで、とにかく日中はず〜っと寝ています。出産後も相変わらずで、3頭の子どもは僕たちが育てたようなもの。今でもおなか丸出し、口を半開きにして恥ずかしげもなく寝ています。しかし、夕飯の時間になると、だれよりも先にやって来て、キャベツを束で抱えて持っていくのです。
ある夜、ミナちゃんが巣穴の前にたくさん木を積んだことがありました。「これじゃあ中に入れないのでは……」と心配しつつ迎えた翌朝、見事に外で爆睡しているのを発見。「あぁ、どこでも寝るんだな」と笑いました。起きている様子を見られればラッキーです!