みかんをむきながら、いろいろな形を作る「みかんアート」。特別な道具は何もいりません。子どもと一緒に作ったり、作品を見せ合ったりすれば、会話もぐっと広がりそうですね。ここで紹介するものを参考に、オリジナルの作品を作っても。この冬は家族みんなで「みかんアート」を楽しんでみませんか?
監修/笹川 勇(カンタン作家・放送作家)
構成・文/小園まさみ 小菅由美子 イラスト/はしあさこ
まずは簡単な「お花」を作りながら、ほかの作品にも共通する、むき方のポイントを押さえましょう。
みかんをへそ(へたと反対のほう)からむき、花びら用の小片を6〜8 枚作る。
みかんを事前にもんでおくと、皮がむきやすくなります。
残した丸い部分をみかんから外して裏返し、1の花びらを付ける(白い部分同士を押し付けるとくっ付く)。
表に返す。
1の残りの部分の皮を、へたの周りをきれいに丸く残してむく。
切り取るラインに、つめで切り込みを入れておくと、子どもでも簡単にきれいにむくことができます。
へそに親指を差し込み、へたの部分はつなげたまま半分に割る。
片方をさらに半分に割って耳を作り、実を外す。
ひっくり返して油性ペンで顔をかく。
※シールに目をかいて、はってもOK!
下半分もさらに半分に割り、実を外せば、ちょうちょに変身!
ほかのみかんの皮で、模様を作って付けても◎
側面の皮に、つめでU字型に切り込みを入れてむき、頭を作る。
斜線の部分をちぎり取る。
むいた部分を下にして置く。
へそ側の皮に、つめでU字型の切り込みを入れてむき、鼻を作る。
鼻の両側に、耳の形につめで切り込みを入れ、むく。
左右の耳をしっかり広げ、目をかく。
へそから皮を4枚にむき、へたの周りは切り離さないで残す。
むいた皮をそれぞれ2枚に裂いて、8本の足にする。
足の形を整える。
へそに親指を差し込んで半分に割り、両方の実をすべてはずす。
2枚の皮を比べて大きいほうを選び、斜線の部分をちぎり取って、体の形にする。
小さいほうの皮を裏返す。
大きい皮の上に、小さい皮を載せる。
へそ側の皮に、つめで図のような切り込みを入れ、斜線部分をちぎり取る。
両側面に点線のように切り込みを入れる。
くちばし、足、翼の部分の皮を少しめくる。
目をかいて立たせる。
頭につめで耳の形に切り込みを入れ、むいて立てたら、ねずみに変身!